千麗舞の夕 ー鶴見和子先生へー

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鶴見和子先生が 逝かれて一年
社会のこと 人間のこと 日本舞踊のこと
和子先生の話された言葉のひとつ ひとつの重みを実感する昨今

御命日にあたり 和子先生最後の舞姿となった古典「賎の苧環」
そして 1994年に頂いた御著書「南方熊楠」をもとに作曲 演奏
を藤舎名生師にお願いした創作の舞を和子先生に捧げます
よろしかったら見守って下さい
鶴見和子 photo by 大石芳野




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長唄 賎の苧環

  舞  西川千麗

  唄  杵屋禄三
     杵屋禄丈
三味線  杵屋禄宣
     杵屋禄山

  笛  藤舎名生
 小鼓  中川秀亮
 大鼓  藤舎悦芳

1991年6月23日 東京国立小劇場において 故 二代目 花柳徳太郎師 主催の「柳桜会」でわたしは「賎の苧環」を踊った。
それより4年6ヶ月後に わたしは 脳出血で倒れ 左片麻痺となった。そのため これが最後の舞台となる。(中略)
静への思いは 深まるばかりである 静香にそれほど 深い思い入れをするには理由がある。
静は日本における非暴力抵抗の最初の手本だと考えるからである (「遺言」藤原書店刊より)

2004年3月 上記一文掲載の京都新聞コピーを和子先生が 送ってくださった時 昔 この演目が好きで 何度も 何度も舞っていたことを 憶い出しました
そして当時の 私に 内在していた 世の中への批判や自分への もどかしさが この演目を舞わせていたのかなあ と 思い返しました
1979年2月10日京都府立文化芸術会館以来の上演です
しづや しづ 賎の苧環 繰り返し
     昔を今になすよしもがな

義経行方詮議の貯め鎌倉へ引きたてられた
白拍子 静御前は頼朝の命により 鶴岡八幡宮に舞を奉納
その時 静は敵の前でこの歌を舞った


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一管 萃点 ー「南方熊楠曼荼羅」より
  舞  西川千麗
  笛  藤舎名生

1994年11月21日「南方熊楠」(講談社)「南方曼荼羅」(八坂書房)が和子先生から届きました
そのときに私には難しくて とても舞には出来ないと 思いました
この度の公演を思いたち 読み返しますと 和子先生が私に 話して下さっているように よく 分かるのです

生涯を組織の外にいて 他者の管理を拒み
独自の学問と 活動をなしとげた人 南方熊楠

粘菌という一番小さな世界に森羅万象を見いだし
西欧近代科学の理論を真言密教の曼荼羅と重ね合わせて
生きている現実の方法論を追った熊楠
そして それを 追い辿る和子先生


表現しきれぬ魅力の広大さと 公演日までの限られた
時間といふ制約を課された 私の この事態こそが
熊楠の そして 和子先生のメッセージのように思えます
(2007年6月11日記)



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千麗舞の夕 ー鶴見和子先生へー

とき 2007年7月31日(火) 7時30開演 (7時15分開場)

ところ 千麗舞山荘 (京都市右京区京北町細野 TEL 0771-55-0607)

要予約 参加費 7000円

駐車場 有り
送迎バスはありません 各自JRバス・タクシーをご利用ください。
終演後JRバスはありませんのでMKタクシー乗り合いの手配をさせていただきますのでお申し込みください。

お問い合わせ 申し込み 千麗の會 TEL/FAX 075-822-0217